夏場に冬物コート類を正しく保管する方法とは?湿気やシワ、カビ対策も
2022.04.26
冬場に活躍していたコート類も春の寒い時期が終わって夏場になれば使用する機会がなくなります。衣替えなどで、保管する場所を変えたときに注意したいのが、夏前の梅雨時期に発生しやすいカビやシワなどの湿気による影響です。
正しく保管していないと、次の冬に着ようとしていたコート類を出したときに、着られなくなっている可能性も充分にあります。
そこで今回は、使わなくなったコート類の保存方法についてご紹介いたします。
夏場にコート類が傷みやすくなる原因

「普通にしまっていたつもりだったのに冬に出したらダメになっていた」
コート類などを片付けていて、衣替えで出した際にこんな経験はないでしょうか?
多くの場合、コート類にダメージを与える原因になるのは、夏場の気温による雑菌の繁殖や、梅雨時期に訪れる高温かつ湿度の高い時期の水分吸収にあります。
コートの素材にもよりますが、水気を吸収しやすい繊維はカビや悪臭の原因になってしまいます。
コート類を正しく保管するにはとにかく除菌と乾燥を
コートのようなアウターは一度片付けると、なかなか次に使用する機会まで外に出すことがありません。
このため、クローゼットやタンス、ハンガーラックにかかわらず、まずは保管前にしっかりと除菌をしておくことがポイントになります。
除菌の方法は市販の除菌スプレーでOKですが、出来れば無香料のものを使用しましょう。
除菌スプレーで全体をケアしたら、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させます。
水分が残っていると、気温が上がりだす頃には雑菌の原因やカビの原因などを作ってしまうため、完全に乾くまでしっかりと干します。
収納前にこういった一手間を加えるだけで、ダメージが大きく変わってきます。
コート類をたたんで収納する時のポイント

分厚い素材のコート類であっても長期間たたんで保管する場合には、シワが出来てしまったり、不自然な折り目の原因になることがあります。
トレンチコートやレザー系のコート類などはシルエットが非常に大切なアイテムなので、特にシワには注意したいところです。
本来はクローゼットなどにハンガーで保存する方が良いですが、スペースの問題で折りたたむ必要がある場合は、以下のようなポイントに注意してみてください。
コート類のボタンは必ず開けておく
シルエットの大事なコート類は、まず折りたたむ前にボタンなどを全て開けた上で丁寧にシワを伸ばしながら広げます。
ボタンをかけたままだと、コートの重さなどで伸ばしきれなかった部分にシワが出来る原因になりがちです。
たたむ時は、袖と腰の部分に注意する
コート類でもっともシワになりやすい部分は、肩から腕にかかる袖の部分、そして折りたたむときに曲げられる腰付近の部分です。
袖は出来るだけきれいに伸ばした状態で真っ直ぐに折りたたみます。
折り目になる部分にハンドタオルなどを挟んでおくとシワの軽減効果があるので、型崩れを防ぎたい場合には、袖の折り目と腰の折り目にタオルを挟んでおくのがおすすめです。
上になるべく衣類を乗せない
コート類をたたんで収納する場合には、コート類の上に他の衣類が重ならないようにすると、シワの対策が出来ます。
セーターニットなどの軽いものでも出来る限り上には乗せないようにしましょう。
収納中のケア方法
手間を感じるかもしれませんが、コート類は収納したまま長期間放置すると、どうしてもダメージが蓄積されやすくなります。
このため、使用しない時期でもある程度のケアをしておくと、次にオンシーズンになったときにきれいな状態を保つことが可能です。
天気の良い日に日陰で軽く干す
夏場は晴れの日が続くこともあるので、お天気の良い日に「日陰」で水分を飛ばすと、乾燥させることが出来ます。
しっかりと乾燥させて収納していても、梅雨時期などには湿気で水分を吸収しているので、水分を残さないようにケアすることがポイントです。
乾燥剤などはこまめに取り替える
タンス用の乾燥剤などは、仕切られた空間でも水分を吸収してくれる便利なグッズですが、使用期間をみて出来るだけ期間前に交換しておきましょう。
使用期間を過ぎた乾燥剤はニオイの原因になったり、通常とは逆に水分を吐きだしてしまう可能性があります。
出来れば太めのハンガーに吊るしておく
各家庭の収納環境にもよりますが、ダウンコート以外のコート類は出来るだけハンガーでの収納が適しています。
薄手のコートはどうしても折り目などに弱い部分があるので、少し間隔を空けた状態でハンガー保管がもっともダメージが少なくなります。
逆に、ニットなどのコートは長期間ハンガーに吊るしてしまうと伸びて型崩れの原因になるため、たたんで保管しておく方が安心です。
どうしても置き場所がない場合はブランド服買取サービスを
無理やり保管をしてしまっては、せっかくのコートなども痛みなどによって価値が下がってしまいます。場合によっては洋服の買取サービスなどに出して、次のシーズンは新しいコート類に入れ替えるというのも1つです。
とくにブランドのコート類は状態によって価値が下がってしまいやすいので、なるべくキレイな状態で査定することをおすすめします。
ブランデュースでは買取品質を保持しております

弊社、ブランデュースでは買取からのリユースを主流にしていることから、買取基準については細かく設定させて頂いております。
そのため『どんな状態のブランド品でも歓迎します』とは言えません。
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