フェルトハットはこうやって保管!シワや虫対策も合わせて紹介
2022.05.05
ベレー帽やハンチング帽など、主に羊毛やビーバー、兎毛などが入っている動物の繊維は、ナイロンやポリエステル素材よりも痛みやすく、虫にも狙われやすくなります。
しかし、ほとんどのフェルトハットは「水洗いNG」のため、お手入れ方法に迷われる方も多いのではないでしょうか?
差し色やワンポイントになるフェルトハットのお手入れや保管にはどんな方法が良いのか。
本記事では虫への対策や保管に適した環境などを合わせてご紹介します。
フェルト素材は洗えない?

ブランド衣類や小物、ハンチング帽やベレー帽などに使用されてるフェルト素材は、「洗えるフェルト」と「洗えないフェルト」に分かれます。
洗えるフェルトであっても、洗い方には細かい注意が必要です。
※洗えるか、洗えないかの判断は、基本的に「洗濯表示」で確認出来ます!
フェルト自体は洗えると表示されている場合であっても、ハット類のようにシルエットが大切なアイテムは、なるべく洗濯をしないようにお手入れをした方が、繊維に対するダメージも少なくなります。
動物繊維は水や虫に弱い
品質の良い動物繊維は、虫にとっては格好の標的です。
ネットなどに入れて洗濯機を使用することも出来ますが、水洗いは毛玉や型崩れの原因になりやすくなります。
最近では洗濯機も高性能になっており、デリケート洗いなどの機能もありますが、高価なフェルト衣類やフェルトアイテムは洗濯機を使わない方が無難です。
フェルトハットのお手入れ方法

では、フェルトハットのお手入れ方法を基本的な部分からご紹介いたします。
基本的なお手入れは「ニット類」のお手入れの方法に近いです。
まず最初にお手入れする方法としてはブラッシングが挙げられます。
ブラッシングで繊維の流れを整える

フェルトハットは専用の「帽子ブラシ」というアイテムで繊維の流れを整えながら、表面のホコリや汚れなどを落としていきます。
安価なブラシであれば2000円以下で購入出来ますが、高価なフェルトを頻繁にお手入れするのであれば、少し価格の高い山羊ブラシなどもオススメです。
毛足を揃えたいという時には軽くスチーマーを当てながらお手入れすると、綺麗に仕上がります。
内側の汚れは柔らかい濡れタオルで
ハットのおでこに当たる部分は、特に汚れやすいポイントです。
こういった細かい部分をお手入れするには、柔らかい濡れタオルを叩くようにして落とします。
スベリの部分に関しては軽くこすっても大丈夫ですが、力を入れすぎないように注意しましょう。
最後は乾いたタオルドライをして完了です。
濡れタオルを使ったら必ず陰干ししておく
タオルドライをしてもフェルト素材には水分が残りやすいため、必ず日に当たらない風通しの良い場所で陰干ししておきます。
水気が残ると水気特有のニオイの原因になったり、カビの原因になったりもします。
しっかりと乾かしてから保管するように心がけておくとフェルトハットも長持ちします。
フェルトハットの型崩れを防ぐ保管方法

フェルトハットはハンチング帽やベレー帽などでも比較的柔らかいので、形を崩して長期間保存するとすぐに型崩れを起こしてしまいます。
自宅で簡単に出来る型崩れ防止の方法としては、薄い紙を帽子の内側の形に合わせて丸めてから軽く詰めて保存することです。
上から物などを置いてしまったり、重みのあるものは避けて保管します。
ホコリ対策にビニール袋を使用する方もいますが、ビニール袋は長期間保存には向かないです。
代わりにタンスなどの1部分をフェルトハット専用にして、防虫剤を置いたりして乾燥状態を保ちましょう。防虫剤は直接ハットに触れないように置くのがポイントです。
保管場所の防虫も大切
フェルトハットそのものをしっかりとお手入れしても、保管場所がしっかりと防虫されていないと、動物繊維は標的になりやすくなります。
フェルトハットを保管する場所は、
- ある程度の通気性があること
- 防虫用にお手入れがされていること
この2つのポイントが欠かせません。
タンス保管には防虫シートがおすすめ!

タンスでフェルトハットなどを保管する場合には、インターネットなどで買える防虫シートがおすすめです。
価格も安く、交換も簡単なので、保管時にはフェルトハット以外にも使用可能です。
通気性を確保するには、木製タンスの方が良いですが、プラスチックでも時々開けて空気を入れ替えておくと通気性を保つことが出来ます。
ブランデュースでは『リユース』を推進しています

この10年ほどで、世界的に環境問題に対する意識が高まってきています。
洋服にはポリエステル素材なども多く含まれていることから、使用する資源の減少への働きかけはブランドでも取り組まれています。
サスティナブルな取り組みとして、多くのブランドやメーカーでも資源の再利用をしたり、リサイクルや廃棄素材の減少の工夫もしていますが、作り手側だけでは、環境問題が解決するわけではありません。
人間が豊かに生活していく上で、資源は大切な役割を果たしていますが、地球の資源は無限にあるものではありません。現在はもちろん、今の子供たちが大人になっても過去の問題を引きずらないようにするためには、1人1人の意識が大切だと考えています。
微力ではありますが、弊社もこれらの根本的な問題にしっかりと向き合い、物を大切にしていくお手伝いをさせて頂いております。
弊社ブランデュースでは、リサイクルなどの前に、そもそもの形を崩さずに再利用するリユースというエコサイクルを推進しています。
ブランデュースでは、広告費をあまりかけず、買取金額を重視しているため、まだまだ認知度が高いというわけではありませんが、女性ブランド服の買取査定には他に負けない自信があります。
ぜひお手元に不要なブランド服がありましたら『ブランデュース』の無料宅配査定をご検討ください。